上田市・前山寺(本堂)

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【 概 要 】−前山寺は弘仁年間(810〜24)、弘法大師空海(平安時代初期の高僧、真言密教を確立)が独鈷山の山頂に護摩修業の霊場として創建しました。当初は法蔵院と称していましたが鎌倉時代に長秀上人が現在地に伽藍を再建し、信仰の山である独鈷山の前に位置している事から寺号を前山寺に改称し中興開山ています。前山寺は塩田城の北東にあたる為、鬼門鎮護として城主塩田北条氏から篤く庇護され信州四檀林にも選定されました。戦国時代に入ると前山寺は武田信玄が篤く信仰し天正8年(1580)には武田勝頼から寺領10貫490文を寄進され(寄進状は上田市指定文化財)、江戸時代に入ると「小県郡常法談林所」となり末寺は四十数ヶ寺と隆盛します。前山寺三重塔は和様と禅宗様との折衷様式である事から室町時代に建築されたと推定される建物で2層目と3層目に扉や窓、廻縁、勾欄などが無く、柱の下部からは貫が突き出ている事から未完成とされますが、それを感じさせない美しい三重塔です。前山寺三重塔は室町時代に建てられた三重塔の遺構として大変貴重な事から大正11年(1922)に国指定重要文化財に指定されています。又、前山寺参道の両側は欅、松(推定樹齢350年、幹周2〜3.5m、樹高20m、6本)、桜などの巨木が並ぶ歴史ある通りで昭和54年(1979)に「前山寺参道並木」として上田市指定天然記念物に指定されています。前山寺本堂は茅葺屋根の古建築物で歴史の重みを感じさせてくれます。

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前山寺(上田市):周辺の見所

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