長野県・上田市・塩野神社

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【 概 要 】−塩野神社は白鳳元年、出雲大社の分霊を塩田平の水源地として信仰された独鈷山の山頂付近にある鷲ヶ峰に勧請したことが始まりとされます。境内地は本来、塩野神社の遥拝所が設けらていましたが、後に本殿が造営され、山頂の祠は奥社とされました。塩田平では生島足島神社に次ぐ格式とされ平安時代に編纂された「日本三代実録」や「延喜式神名帳」にも塩野神社の名が記載され、特に「延喜式神名帳」では小県郡五座のうち大二座・小三座と記載されている中で大座の中の一座とされます。その後は歴代領主から崇敬庇護され永禄11年(1568)には武田信玄が国境付近に新城築城の安全祈願として社領10貫文を、天正15年(1578)には上田城の城主真田昌幸から社領7貫文を寄進しています(これらの寄進状は上田市指定文化財)。一時、諏訪大社の分霊が勧請合祀され諏訪大明神など呼ばれていましたが元文年間(1736〜1741年)に旧社号と思われる塩野神社に復し、それが元で上田市保野字塩野に鎮座する塩野神社と本社争いとなり宝暦7年(1757)には幕府の寺社奉行の裁断を受けています(諏訪神は本殿からは分祀され境内社として上諏訪社と下諏訪社が建立されています)。現在の拝殿は寛保3年(1743)に建てられたもので勅使殿と呼ばれる楼門形式の建物で棟梁は末野忠兵衛。本殿は寛延3年(1750)に建てられたもので棟梁は末野忠兵衛、一間社流造、銅板葺き、向拝住や虹梁など細部にわたり雲、天女、虎、牡丹、龍などの繊細な彫刻が施されています。塩野神社社殿(拝殿・本殿)は江戸時代中期の神社社殿建築の遺構として貴重な事から上田市指定有形文化財に指定されています。境内には木造屋根付きの神橋や杉並木、神鎮殿、勅使殿、社務所、御神木跡、数多くの石祠などがあり古社の雰囲気に満ちています。
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