長野県・駒ヶ根市・光前寺

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【 概 要 】−光前寺(長野県駒ケ根市)は平安時代に本聖上人により創建された寺院です。本聖上人は比叡山延暦寺の厳しい修行を終え、さらに太田切黒川の上流で修行を重ねると不動明王像が出現した為、一宇を設けて本尊として迎えたそうです。その後、光前寺は天台宗の一大拠点として発展し「天台宗信濃五山」に数えられ南信州随一の祈願霊場となりました。境内には素朴な信仰の地である賽の河原があり、数多くの石積の中に高遠出身の名工として知られる守屋貞治が制作した地蔵尊の石仏が安置されています。賽の河原は地蔵信仰の宗教施設の一つで、親より早く死んだ子供は親不孝をしたという積により成仏する事が出来ず、唯一、三途の川の河原で石を積んだ石塔を完成させたものだけ成仏出来ると信じられてきました。しかし、完成間近になるとどこからともなく鬼が出現し無慈悲にその石塔を潰し延々に完成出来ないとされます。完成以外に成仏出来る方法は日頃から地蔵菩薩を信仰している者のみで、その信仰を広めるため、三途の川の河原を模した賽の河原が草津温泉(西の河原:賽の河原)のや恐山(青森県下北半島)など全国各地に設けられています。又、光前寺は霊犬早太郎伝説の舞台でもあり、光前寺の境内には早太郎の墓碑や像などが建立されています。格式も高く江戸時代には幕府から60石の朱印状を賜り、10万石の大名と同等とされました。現在でも弁天堂(室町時代:国指定重要文化財)、三重塔(文化5年:長野県指定県宝)、三門(嘉永元年:駒ヶ根市指定有形文化財)、本堂(嘉永4年)、経蔵(享和2年)、仁王門などの多くの堂宇が残され古寺の雰囲気が感じられます。

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