長野県・小諸市・布引観音(釈尊寺)

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【 概 要 】−布引観音(釈尊寺)の創建は不詳ですが伝承によると神亀元年、又は天平20年に聖武天皇の勅願より行基菩薩(奈良時代の高僧)が開山したのが始まりと伝えられています。その後、布引観音(釈尊寺)の本尊聖観世音菩薩を信じない老女が例祭にも関わらず、川で洗濯し無礼を働くとどこからとも無く大きな牛が現れ、洗濯物の1つ白い布を角に引っ掛け走り去りました。老女は急いで牛を追いかけると善光寺の金堂の前で牛は姿を消しました。既に暗くなっていた為、老女はその場で一夜を明かすと霊夢に牛が出現し舌で「牛とのみ思いはなちてこの道に、なれを導くおのが心を。」を書きました。老女はその言葉に仏の意を感じとり改心し小諸まで戻ってみると、白い布は石化していたと伝えられています。この「牛にひかれて善光寺参り」の故事から何時しか布引観音と呼ばれるようになりました。天文17年に武田信玄が当地に侵攻し迎え撃った布下仁兵衛・楽厳寺入道との兵火により全山焼失し、弘治2年に滋野左衛門佐(望月城主)が再建しています。歴代領主に庇護され、享保8年に火災により焼失後、翌年には小諸藩主牧野周防守康明が再建し江戸時代後期には牧野康明によって再整備が行われています。現在ある布引観音(釈尊寺)の堂宇は再建当時のもので布引観音堂(天正20年:1592年建築、懸造り)や同宮殿(正嘉2年:1258年建築、国指定重要文化財)、白山社社殿(室町時代中期建築、長野県県宝)、仁王門などが残されています。又、参道には布引二段滝、馬岩、見守り地蔵、牛岩、善光寺穴、不動滝、六地蔵、などがあります。信濃三十三観音霊場の第29番札所。佐久三十三番観音霊場第1番札所。
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