長野県・白馬村・青鬼集落

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【 青鬼集落:概要 】 青鬼集落(長野県白馬村)の成立は不詳ですが鎮守である青鬼神社の創建が大同元年と伝わっている事から古くから人々が住み着いていたと思われます。集落には千国街道と長野地方とを繋ぐ街道が通っていたことで、江戸時代には善光寺や戸隠神社の参拝者が利用していたそうです。現在でも江戸時代後期から明治時代に建てられた寄棟、茅葺の古民家や、青鬼神社、「向麻石仏群」、「阿弥陀堂石仏群」といった宗教史跡、石垣で囲まれている200枚の棚田、江戸時代末期に開削された青鬼堰などが良好に残されています。青鬼集落は当時の山村集落の景観が残されている貴重なものとして平成12年に集落と周辺地域南北約0.7キロ、東西約2.0キロ、面積59.7ヘクタールが重要伝統的建造物群保存地区(文部科学大臣が日本の文化財保護法に基づき優良な町並みを構成する伝統的建造物群を選定した地区)に選定されています。又、青鬼集落の背後にある棚田は平成11年に日本の棚田百選(農林水産省による優良な農村景観を保持し将来にわたり保存する価値があり観光的にも押し上げる必要性から、日本全国の117市町村、134地区の棚田が選定された。)に選定されています。

【 青鬼集落:構成要素 】 青鬼上堰・棚田・青鬼下堰・馬場遺跡・馬場の清水・抜け止めのカツラ・ガッタリ・向麻石仏群(青面金剛・庚申塔・地蔵等)・青鬼神社・三峯様・善鬼堂遺跡・カツラの大樹・参道石段:石畳・スギの大木・秋葉様・ホノキ・阿弥陀堂石仏群(双体道祖神・青面金剛・庚申塔・阿弥陀仏等)・主屋(14棟)・土蔵(8棟)。

【 青鬼集落:建物の特徴 】 木造2階建、寄棟、旧茅葺(現在は萱上部に鉄板を葺いた形状)平入、正面の南向き、正面の屋根が一部切り落とされ2階居室にも十分採光が採れるように工夫されている。外壁は1階部分又は腰壁部分が下見板張り、その上部は真壁造、白漆喰仕上げ、雪深い地域なので冬場、雪が積もる部分は建物の劣化を防ぐ為に板張にしたと思われます。主屋同士の距離は短いものの、ほぼ東西に直線的に配され日光が取り入れ易いようになっています。その為、土蔵や付属舎は敷地の南面に配される例は少なく感じられます。

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青鬼集落(白馬村):周辺の見所

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